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埼玉老健とは・・・
公益社団法人 埼玉県介護老人保健施設協会は、埼玉県内の老人保健施設が一致協力して老健施設の質や機能の向上・発展と、社会福祉の向上・増進を目的として設立された組織です。
「老健」とは「介護老人保健施設」の略称です。

ごあいさつ
今後の老健が果たすべき役割
皆さまには、日頃より格別のご高配とご支援を賜り、心より御礼申し上げます。
さて、介護保険法の改正により、平成29年から介護老人保健施設(老健)は「在宅復帰・在宅支援」を主な役割とする施設へと位置づけられました。これにより、従来の「生活の場」としての機能から大きく転換し、介護三大施設をはじめとする介護施設の中で唯一、在宅支援機能を担う施設となりました。
一方で、今後ますます進む超高齢社会において、85歳以上の高齢者は2040年以降も増え続け、介護を必要とする方々が急増してまいります。国の推計では、2040年には75歳以上の要介護高齢者が約900万人に達し、そのうち500万〜600万人の方が自宅で介護を受けることになると見込まれております。
また、人口総数も2005年の約1億3千万人から2060年には約8千万人と3分の2に減少し、生産年齢人口は約3割減少すると予測されています。そのような中、2030年以降は毎年約140万人が亡くなる「多死社会」を迎えることとなります。
人口増加地域では、120万人規模の都市に30万人の高齢者が暮らす一方、人口減少地域では3万人の地域に対し、1万人前後が高齢者という状況が待ち受けており、地域ごとに異なる課題も顕在化しています。
こうした厳しい現状の中で、老健施設は、在宅医療・在宅介護と医療機関をつなぐ「橋渡し」として、これまで以上に重要な役割を担います。特に、「総合医学管理加算」による軽度の医療ニーズへの対応や、「ターミナルケア加算」による看取り支援など、医療と介護の複合的なニーズに対応できる体制が求められています。
さらに、これから迎える「多死社会」において、地域の在宅療養を支える最後の砦として、老健の存在意義はますます高まってまいります。
今後とも、地域とともに歩み、医療・介護・福祉の側面から高齢者を支えるという老健本来の使命を果たしてまいりますので、引き続き皆さまのご理解とご支援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
令和7年3月
公益社団法人埼玉県介護老人保健施設協会
会長 荒舩 丈一
(あらふね じょういち)
協会情報
〒368-0072
埼玉県秩父郡横瀬町横瀬5850 介護老人保健施設なでしこ内
TEL:0494-53-9090 FAX:0494-53-9050

アクセスマップ
バスの場合:西武鉄道 西武秩父駅発 [定峰/皆野駅(三沢経由)行き] 西武秩父駅→横瀬町川東下(16分)
車の場合:西武秩父駅より車、タクシーで8分
定款・事業報告
理念
老健施設は、利用者の尊厳を守り、安全に配慮しながら、生活機能の維持・向上をめざし総合的に援助します。また、家族や地域の人びと・機関と協力し、安心して自立した在宅生活が続けられるよう支援します。

老健の5つの役割
1.包括的ケアサービス施設
利用者の意思を尊重し、望ましい在宅または施設生活が過ごせるようチームで支援します。そのため、利用者に応じた目標と支援計画を立て、必要な医療、看護や介護、リハビリテーションを提供します。
2.リハビリテーション施設
体力や基本動作能力の獲得、活動や参加の促進、家庭環境の調整など生活機能の向上を目的に、集中的な維持期リハビリテーションを行います。
3.在宅復帰施設
脳卒中、廃用症候群、認知症(痴呆)等による個々の状態像に応じて、多職種からなるチームケアを行い、早期の在宅復帰に努めます。
4.在宅生活支援施設
自立した在宅生活が継続できるよう、介護予防に努め、入所や通所・訪問リハビリテーションなどのサービスを提供するとともに、他サービス機関と連携して総合的に支援し、家族の介護負担の軽減に努めます。
5.地域に根ざした施設
家族や地域住民と交流し情報提供を行い、さまざまなケアの相談に対応します。市町村自治体や各種事業者、保健・医療・福祉機関などと連携し、地域と一体となったケアを積極的に担います。また、評価・情報公開を積極的に行い、サービスの向上に努めます。

サービスを受けるまで
利用相談受付
施設に電話または来所しお問合せいただくか、お近くの居宅支援事業所のケアマネにご相談下さい。
面接・実態調査
利用目的・心身の状況・ご家族の意向などを施設の相談員が面談調査いたします。
診断書作成依頼
各施設指定の診断書様式で、かかりつけ医(主治医)に診断書を作成していただきます。
サービス利用検討会
面談書・実態調査書・診断書等をもとに各施設で利用が可能か検討委員会を開催いたします。
検討結果
利用可→施設とサービス利用の契約をします。
利用不可→支援相談員より、他機関・他サービスを紹介します。
※施設により、若干異なりますので詳しくは各施設へお問い合わせ下さい。